症状は、右の腕と脚に強く出現し、脚の方は移動する時以外はさほど気にならないのですが、腕の方は、特に利き腕だったこともありご飯を食べる時や、歯を磨く時、字を書く時などいろいろな場面で使わなければならず苦労しました。
腕の症状としては、脚も同じなのですが、まず、
力の強弱がうまくできないことがありました。これは、目標とする所に手を伸ばそうとするとかなりずれてしまいそれを修正しようとすると行き過ぎてしまうという過程を何回か繰り返してようやく目標とする所に手を持っていくことができるというようなことです。
次に、
すばやく手の動きを切り返してそれを繰り返すような動作ができませんでした。手をすばやく繰り返すような動作をしようとしても手が固まって動かないような状態で、例えば歯磨きでブラシを小刻みに往復させる事はすごく難しくて、動かそうとすると大きく動きすぎて口からずれて顔にブラシがついてしまったり、往復して動かすにはゆっくりでないとできず、何回が動かすと腕がすごくだるくなってそれ以上動かせないような状態でした。
また、字を書く時などは、手が細かく動かせないために、特に小さい字はミミズが這ったような字しか書けませんでした。ご飯を食べる時は、箸を持つことはできるのですが、細かい力の強弱ができず、口にもって行くまでにこぼしてしまうことがよくありました。
以上のように日常生活で必要な動作に右腕がうまく使えないことはかなりのストレスで、すぐに反対の手を使おうとしてしまい、反対の手は利き腕ではないので初めはうまくできないのですが、
右腕がうまく使えなくなると、自然に左腕が器用に動くようになりなんでもできるようになりました。
しかし、これらの動作は、右腕のさまざまな機能を必要とし、逆に言えばリハビリとして最適で、動作が少しずつできるようになると右腕の機能も少しずつよくなっていったので、できるだけ右腕で何でもするようにして、うまくできなかったり、時間がかかるなどのストレスもありましたが、意識して使うようにすることで、少しずつ右腕が使えるようになりました。
これには、食事や歯磨きは規則的に毎日することなので必ず
毎日決まって訓練できること、普段から慣れている動作で無意識に覚えているため
意識しなくてもその動作能力を引き出せること、日常生活で必要な動作のためやらなければいけないと思うまでもなく、
必要に迫られやり遂げようとすることなどがよい方向に働いて右腕の機能回復につながったのではないかと思います。
よって、
腕の機能回復には、日常生活動作を意識的にすることがよいリハビリになるのではないかと思います。
テーマ : 医療・病気・治療 - ジャンル : 心と身体